知恵と力

今朝は2310回。月曜日は聖蹟交番横。都議会選挙が始まっているのでマイクは使えない。また、インターネット選挙がまだ解禁ではないので、あまり選挙に触れることはこの間避けようと思う。よって、今朝は中国の話題。昨日NHKで「怒れる中国の民」を取り上げたドキュメント番組をやっていた。内容は中国の地方政治と住民との争い事が絶えない現状を映し出したもの。中国国内では、大小合わせて年間20万件もの地方政府と住民の衝突やデモが絶えないという。そもそも共産国である中国には不動産の個人所有という概念が元々無い。なので、土地はすべてが国家、政府のもの。なので政府が開発をしたくなれば、そこに代々村人が農地を耕しやがて住み着き、すっかり村・町を形成していても、開発したくなればお構いなし。暴力で追い出し、ほんのわずかな保証金でお茶を濁すだけなのだ。地方政府には何十億~何百億円といった莫大な土地を売った費用が企業から入るといった寸法だ。一方、農業しか営んでこなかった農民は、わずかばかりの補償金を使い果たしてしまったあとは無職で飲まず食わず。仕事もない。そこで、やりたい放題の地方政府を相手取り、国内あちこちでものすごい紛争が起きているのだ。民間の紛争仲介人も出現しているようだが、圧倒的に数が少なく解決への道は険しい。ビックチャイナともてはやされてきた中国。しかし、一皮むけばそれは日本の江戸時代よりももっとひどい、封建社会の現実にある。役人の汚職の多さも常識を越えているらしい。日本に生まれた幸せを噛みしめながら、もっとこの時代を生き抜く知恵と力を備えなければと思った今朝は2310回目。

“知恵と力” への1件のコメント

  1. 近藤 昇 より:

    天安門事件から20年中国はが覇権主義によって国が滅亡

    数年後に革命が起きるでしょう。

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