TPPはもういいか?
2014年02月26日
すでに日は聖蹟東口。少し寒さも和らいだせいか、どことなく落ち着いた朝だ。ところでTPP交渉。基本的には甘利さんに頑張ってもらいたいと思っている。政府は聖域なき関税撤廃が前提ではないとして、交渉への参加を決めたが、貿易の自由化を進めれば経済成長率が上がるなんて言うのは何の根拠もない発想だと思う。実は、貿易立国である我が国は、すでに関税がかなり低くなっているのをご存じだろうか。「お米」はそのうちの数少ない例外の一つにすぎない。諸外国から比べても、平均関税率が高い訳ではなく、むしろ低い方なのだ。アメリカは日本の郵便貯金や簡易保険、そして公共事業までをも開放して自由に競争させよと言っているけど、そんなところまで解放させるわけにはいかない。米文化は神事にもつながる日本人の精神文化の根幹であり、特定郵便局や公共事業は明治から、それぞれの地域の名士や有力者に国が事業を委託して始まった歴史駅背景があり、その日本型文化が今日の地域コミュニティーの基礎になっている現実があるのだ。これ以上TPPにのめりこむ必要はないだろう。それより、消費税対策を国も地方もしっかり進める時期だと思う。そんな差し入れの無かったさびしい朝は2462回目。
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