同権。でも同質?

火曜日は多摩センター駅。早朝はまだ爽やかな空気の駅前。人影もまばらだ。こんな寂しい駅前もあっという間に人の渦だ。そんな人の渦に今朝も頑張ってアピールだ。アピールと言えば政府は懸命に企業の管理職や役員に積極的に女性を登用するよう求めている。成長戦略の目玉にしたいようだ。日本企業が管理者に女性を登用している率は11,2%。国際的にも欧米やシンガポールと比較して、かなり遅れをとっているようだ。一方、これら政府の要望に対して既に大手の企業が数社、積極的な対応を表明したようだ。でも、それらの企業名を見ると、その業務内容などから明らかに女性が働きやすい環境がすでに整っている企業ばかりだ。私が知るある上場建設会社の人事部長さんのお話では・・・「うちの業界では、女性の管理者登用はなり難しいですね。現場は完全に男社会。女性が作業服に着替える場所から考えなくてはならないし、トイレの問題だってある。そこのところ、あまり無理やり進めればかえってセクハラになりかねないんですよ。」って。なるほど、経団連がこの政策を義務付けることを渋るわけだ。女性の能力は男性と何ら変わりはない。権利も「同権」であることは言うまでもない。でも、「同質」ではないんだよなあ・・・って思った今朝は2542回目。

コメントを残す

トラックバックURL:
http://www.fujiwaramasanori.com/wp-trackback.php?p=1980